カナディアンウィスキー

カナディアンウィスキーの歴史

アメリカ独立戦争後、独立に批判的だった英国系移民がカナダに移住し、カナダでもウィスキーが作られるようになった。

1920年代アメリカの禁酒法時代になると、カナダからアメリカに密輸され広く飲まれるようになった。アメリカ北部の住人は国境を越えてウィスキーを飲みに行ったという。そして、カナディアン・ウィスキーもアメリカに流れ込むようになった。

大量のカナダのビールとウィスキーが車で運ばれている。カナダのオンタリオ州アマーストバーグから、デトロイト川の下流を渡り、ミシガン川の国境線へ…          (1930年2月 AP通信のレポートより)

 初期の開拓移民の多くであったスコットランド出身の人々を中心に、カナダでも18世紀ごろからウィスキーは作られた。さらに19世紀になると、カナダの蒸留所も工業化が進み、巨大なウィスキー工場が建てられた。

カナディアンウィスキーの特徴

軽快で、クセがなく、飲みやすい味わい

  • フレーバリング・ウィスキー

  ライ麦ライ麦麦芽、大麦麦芽などが主原料

  • ベース・ウィスキー

  トウモロコシを主原料に連続式蒸留器で蒸留される

これらをブレンドすることにより、カナディアンウィスキーに特徴的な飲みやすいウィスキーを実現している。