バランタインと白いガチョウ

バランタインの貯蔵庫は、最新式の電子警報装置、24時間体制のガードマン、そして白色のシナガチョウの群れに守られている。

熟成庫の警備隊「ガードバード」

 

スコッチ・ウォッチ

獰猛な白ガチョウで編成された群れはスコッチ・ウォッチと呼ばれ、日夜バランタイン蒸留所の番をしているのだ。警備団を構成するガチョウの種類は中国系のシナガチョウ。アジアでも広く飼われている種類で、日本でもよく見かける白いガチョウだという。

ガチョウたちの警戒心は非常に強く、見ず知らずの人や動物を見ると大声で騒ぎ立てる姿は、番犬以上にしっかりと役目を果たしているらしい。

2018年5月20日に放送された「世界の果てまでイッテQ」

その

世界の果てまでイッテQ!

番組中のいとうあさこさんのミステリーツアーではオランダのガチョウのマーチングバンドが取り上げられていました!!

列をなして後をついていく姿がなんとも健気、、、

しかし、先頭を歩いていたのが別人だとわかると急に鳴き出すガチョウたち

警戒心が強いというのは本当だった!!

100羽のガチョウが警備を任されるのも当然だなぁ

 

このようにガチョウの警戒心の強さ、そして警備能力は、ローマ時代からよく知られており、ローマ軍がケルト人の夜襲から砦を守るためにガチョウをかっていたという、紀元前の伝説が元になっている。

ウィスキー工場から出る不要な穀物を与えられる代わりに、ガチョウたちは貴重な原酒モルトをしっかりと守っているのである。

 

はじまりは1959年、スコットランド中から集められたバランタインの原酒樽を保管するための熟成庫が建てられたときに、当時の社長が思いついたアイデアだった。

 

しかし、天敵のキツネにはめっぽう弱く、年間数十羽が命を落としてしまっているらしい。