2018-01-01から1年間の記事一覧

バランタインと白いガチョウ

バランタインの貯蔵庫は、最新式の電子警報装置、24時間体制のガードマン、そして白色のシナガチョウの群れに守られている。 熟成庫の警備隊「ガードバード」 スコッチ・ウォッチ 獰猛な白ガチョウで編成された群れはスコッチ・ウォッチと呼ばれ、日夜バラ…

バランタイン

バランタインの特徴 スタンダードのものから熟成年数の高いものまで、幅広く揃えている。 1895年 ヴィクトリア女王より王室御用達の名誉が授けられる。 1938年 ダンバートン蒸留所開設 バランタイン17年 アードベッグをはじめとした超一級のモルトを使って…

ウィスキーの小ネタ1

カラメルによる色付け 多くのウィスキー・メーカーは瓶詰めの前にカラメル色素でウィスキーに色を付けている。これは、ふたつの樽の熟成が厳密には同じにならないからだという。 あるウィスキー10年ものの樽からでたウィスキーと、もうひとつのウィスキー10…

メーカーズマーク

1959年に誕生したブランド 蒸留所を設立してから4代目のビル・サミュエルズ・シニアは、洗練されたバーボンを作ろうと奮起する。通常のライ麦ではなく冬小麦を使う独自の製法で、6年越しの理想を実現させた。上質の証として、ボトルに赤い封蝋を施したのは…

ジャックダニエル

1863年、わずか13歳のジャックダニエルがお世話になった牧師のダン・コールから蒸留所を買い取ったのが始まりである。 現在でも創業当時のチャコール・メローイング製法(ウィスキーをサトウカエデの木炭の濾過槽で濾過する手法)を守り、独自の豊かでなめら…

カナディアンクラブ

1856年、オンタリオ州に設立 アメリカ各地のジェントルメンズ・クラブで人気が出たため、クラブ・ウィスキーと名付けられた。あまりに人気が沸騰したため、バーボン業者からアメリカ産と区別するように政府に要請があった。アメリカ産と区別するためにカ…

カナディアンウィスキー

カナディアンウィスキーの歴史 アメリカ独立戦争後、独立に批判的だった英国系移民がカナダに移住し、カナダでもウィスキーが作られるようになった。 1920年代アメリカの禁酒法時代になると、カナダからアメリカに密輸され広く飲まれるようになった。ア…